【心の傷と愛情表現】不倫後の夫婦だけが得られる愛のカタチ

いつまで経っても心が落ち着かないあなたへ

「どうして、不倫サレた私がこんなに愛情表現をしなきゃいけないの？」
「いつまで待てば、夫は私を女として認めてくれるの？」

そんな風な気持ちに悩まされていませんか？

不倫をシタ夫と暮らしていると、女性としての自分を認めてほしいと思うこともありますよね。

実は、過去の私も、不倫中に男を出していた聖に対して、女性としての私を愛してほしい、と思った時もありました。

本当は、
恋愛感情に左右されない様になりたい、と思っているのにできない。
夫婦としてもっと成長したい、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「いつまで経っても心が落ち着かない」という悩みに対して、【不倫によって傷ついた心、どうやって癒すべきか？】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『恋愛感情より大切なモノ』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

不倫によって傷ついた心、どうやって癒すべきか？

冒頭にあるような感情は、不倫さえなければ抱かなかったという方は多いのではないでしょうか？
家族ってそんなもの。
夫婦ってそんなもの。
だけど、不倫していた夫を目の当たりにして、一気に女性である自分が目覚めた。

けれど、どうすればいいのかが分からない。

今更、若い頃のようにふるまうことも出来ない。
今更、愛情表現も上手く出来ない。

それは当たり前なんです。
だって、夫婦に必要なのは、そんな形ばかりの愛情ではないのだから。

傷つくサレ妻のリアル

不倫によって傷ついた心を癒すことは、とても難しいプロセスだと思います。
感情コントロール、自己肯定感構築、信頼関係構築..様々な難題が立ちはだかります。

それでも、「不倫をサレたなんて恥ずかしくて周囲に相談できない」という気持ちもあり、大体の方は自分でどうにかしようと奮闘する。
吐き出さなければやっていけないと感じ、SNSでひたすら負の感情を吐き出し続ける。
それでは、自分の中の負の感情が増悪するばかりで、一向に解決策は見つからない。
そして、散々不倫に関わる負の感情を出し切った後に、ひとこと呟きます。

助けて..
どうすればいいかわからない..
ツライ..
誰か再構築の方法を教えて..

そんな方々を数多く見てきました。
私がそんな方を見つけた時は、その時出来る範囲でアドバイス等をしてきましたが、それだけでは変わらない。
直接お話しながら、

などを明確にしなければ、何も変わらない。
不倫の背景となるコミュニケーション不足ですら、方法が分からないまま、前には進めないんです。

夫婦の絆を深めるための行動

先程、不倫の背景はコミュニケーション不足からなるとお伝えしました。
不倫前のコミュニケーション不足を認め、改善していくことは再構築に必要過程。
ですが、今現在のコミュニケーションも大きな難題となります。

例えば、不倫についてのお話をし始めると、お互いに感情が昂り、冷静な対話がなくなり暴言が増えます。
サレた側は、自分の苦しみや怒りを夫にぶつけたいという気持ちもある。
それでも、夫のことを完全に邪険にも出来ない。
その葛藤が、心理的に大きなストレスとなり、心の傷が一向に癒えずに放置される。

だからこそ、必要なのが、あなた自身が回復に向けて歩みだそうと決意すること。
不倫の事実を一旦おいておいて、自分自身の居場所を確保すること。
こう話した時、大体の方は、難しいとおっしゃいます。
それでも、徐々に出来るようになるんです。
今日はそのステップを軽くご紹介します。

1.感情を受け容れる

心を癒す第一歩は、自分の感情を素直に受け取ること。
不倫による痛み、怒り、悲しみといった感情は自然な反応であり、「これを感じてはいけない」とブレーキをかけないこと。
感情を押し殺すことは、心の癒しには逆効果です。
書き出すことや誰かに話すことで、自分の中の心の混乱を整理し、何を感じているのかを理解することが重要なんです。

2.自己反省とコミュニケーション

次のステップは、自己反省・内省を行い、必要に応じて夫婦でのコミュニケーションをとること。
自己内省では、自分の感情や行動の背景を探り、自分にとって何が大切で、どのような価値観を持っているのかを考えることが重要。
夫婦での対話は、双方の気持ちを理解し、洞察に繋げるための手段になります。
冷静に相手の意見も聞き、自分の気持ちを素直に伝えることが行動の再構築に繋がります。

3.セルフケアと生活習慣の見直し

心の傷を癒やすためには、自己ケアが必須。
身体的な健康を維持することが、心の健康に直結します。
十分な睡眠、バランスの取れた食事、定期的な運動を心がけることで、ストレスを軽減し、心の安定感を得ることが出来ます。
瞑想や何も考えない時間を数分取り入れるだけで、心を落ち着かせ感情の整理が出来るようになります。
そして、新しい趣味を始めたり、友人との交流をもっと増やすことで、心の回復にも繋がります。

【実体験】恋愛感情より大切なモノ

～2023年7月ブログより

あなたは、不倫された後、恋愛とは何かを考えましたか？
不倫という仮想の恋を、本気の恋だったと言い放つ世間の不倫者達。
その言葉に苦しみ、自分たちの夫婦生活を否定し続けるサレ妻達。

私たちもそうだった..

コレ、完全に過去の私達夫婦です。
聖は夏との思い出を、幸せだったと言い続けました。
私は、そんなの幻だと認めさせようと、躍起になりました。
不倫発覚から4ヶ月過ぎても、まだそんなことばかり話し合い、傷つけあっていました。

何度も言えば、伝わるかもしれない。
私はそう思い、伝え続ける。

何度言っても、伝わらない。
聖はそう思い、本音を言えなくなる。

そうして、お互いに自分の言葉として何度も口に出す内に、自分の答えが正しいと錯覚し、永遠に分かり合えなくなる。

一向に変わらない二人の意見

発覚して4ヶ月。
自分の気持ちを整理したくて、聖の行動を理解したくて、ブログを始めた過去の私。
記事を作成するために、自分の気持ちや不倫に関わることを、何度も回想しました。

そうすることで、主観的にではなく客観的に事実を見ることができると信じて。
けれど、それを始めたことで、私の中での傷は掘り起こされ、フラッシュバックの回数が増えていきました。

その度に、聖に対して尋問を繰り返し、
「大丈夫だと思ったのに！」
「もう自分が間違っていたと、言ってくれると思っていたのに！」
と、途方に暮れていたのです。

聖は
「大丈夫だなんて思うな。」
「初めから期待するな。」
「そんなに何度も言うなら、再構築なんてできない。」
と、言い続けていました。

恋や愛よりも事実を見て

二人の関係が、恋人の様に親密になる度に、不倫という事実が受け入れられなくなる。

サレラリの熱烈愛な私。
シタラリの尽くす聖。

そんな幻の恋愛ごっこなんて、不倫という重たい事実にすぐにかき消されてしまう。

自分の愛を押し付けて、相手の愛も期待して。
お互いに自己満足で、平行線..

そんな二人が恋愛について考えたところで、辿り着く答えは自己愛のみ。

夏には、恋だった。
妻である私には、愛だった。
過去の恋人である私には、恋だった。

正直、そんなのどうだって良かった。

聖は、不倫をした。
聖は、私を傷つけた。
私は、傷ついた。

その事実だけを見ていれば、感情なんてものに振り回されずに済んだんです。

愛してほしいと思う内はうまくいかない

愛して欲しい。

その気持ちが強いから、その感情を交えて話そうとする。
いかに尊いものなのかを、説得しようとする。

真実は、わからない。
好きなのか、愛しているのか。
もしかしたら、自分にすらわからない。

子供、家庭、世間体。
様々なものを守るための、正当化なのかもしれない。

それなら、そんな感情..始めからいらない。

不倫をシタ聖。
不倫をサレた私。
それを悔いている聖。
受け止めようとする私。

その二人の夫婦が共に前を向き、再構築の道を選んだのであれば、恋だの愛だの不明瞭な感情に、振り回される必要はない。

今の聖は、「好き」とは言わなくなりました。
2〜3ヶ月に一度、聞く位でしょうか。
今の私も、「好き」とは言わなくなりました。
1ヶ月に1度位でしょうか。

過去の私であれば、それでも私の方が言葉にする回数が多いことに、こだわっていました。
「不倫サレた私の方が、愛を囁くことが多いのはおかしい」と、伝えていたと思う。

けれど、今はどうだっていいです。
聖は、傍にいてくれる。
隣で、支えてくれている。
愛情表現も、行動で示してくれる。

それだけで十分。
聖はそんな人だから。
それでも、一緒にいたいんだから。

まとめ：今すぐ始めよう！心の傷を癒すための実践法

いかがでしたでしょうか？

あなたが心の傷を癒やす為の行動は、いつからでも始められるんです。
まずは、自分の感情と向き合い、素直に受け止めてみましょう。
それを、夫にわかってもらおうとするのではなく、日記などに書き留めて整理してみましょう。

徐々に回復し始めた心は、平穏を求めます。
その時は、心の健康を高める為に、自己ケアや日常習慣を変えることを始めます。
毎日の生活に、何も考えない時間や、軽い運動をする時間を加え、心を穏やかにする。
自分を大切にすることで、少しずつ心が軽くなることを感じる。

どうしても難しい時は、専門家のサポートを積極的に受け容れることも一つの方法。
新たな視点を取り入れたり、今目指すべき道を見つけたりと、様々な変化を得ることが出来ます。
今、あなたが取り組むことは、心の傷を軽減するための小さな一歩を踏み出すこと。

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。