【弱さの受容】サレラリを通して自分の弱さを認める

私は弱いから幸せになれないと感じるあなたへ

「今、変わったとしても、どうせまたいつか不倫されるんじゃないかな..」
「本当に、もう二度と不倫しないなんて信じていいのかな..」

そんな風な気持ちに悩まされていませんか？

一度夫に裏切られると、二度目もあるのではないか、と思いたくなりますよね。

実は、過去の私も、一度裏切った聖に対して、二度目を疑い信じられない時期もありました。

本当は、
今の夫を信頼したい、と思っているのにできない。
二度と不倫なんてものに縁がない夫婦になりたい、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「私は弱いから幸せになれない」という悩みに対して、【弱い人ほど幸せになれる】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『サレラリ期を脱することが出来た時期』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

弱い人ほど幸せになれる

不倫発覚から数か月経ち、ある程度心が落ち着いてきたと思っていたある日。
一人で、ボーっとしていると、ふとした瞬間に不安に襲われる。
そして、胸の奥に抉られるような痛みや虚しさを感じる。
そんな事ありませんか？

「私は、こんなに傷ついているのに、結局誰にもわかってもらえない」
「私は、こんなに弱い人間なのか..」
「私は、もうどうせ幸せにはなれないんだ..」

そんな思いが心の中に広がり、あなたの心は再び苦しみの渦に巻き込まれてしまう..

弱いままでもいいじゃない

私もかつて、同じような経験をしました。
そして、その度に何度も何度も、自分に問いかけたんです。

「こんな私でも、幸せになれるの？」
「私は、本当に強い人間なの？」

そう自分に問いかけては、自己否定のループに入る..
それでも気付いたのは、自分の弱さや心の傷を認めることの大切さ。
自分に、「もっと強くなりたい」「ずっと耐えれば幸せになれる」なんて言い聞かせることを止め、「私は弱くてもいい」「我慢なんてしなくてもいい」と意識的に思うようにした。

だって、自分の弱さも心の傷も、あなたの価値を下げるものではないんです。
あなたが、人間らしい証なんです。
傷付きやすさも、恐怖に対する恐れも、あなたが一生懸命生きてきた証拠。
それを認めることが、あなたの心を軽くし、自分らしさを取り戻すことが出来るんです。

だから、『弱い自分』から目を逸らさなくていい。
強いフリして、誰かの期待や言葉に応えようとしなくていい。

✔自分が、本当に望む幸せは何か
✔自分の心は、どんなことを伝えたいのか

その二つにしっかり向き合い、「私は弱いけれど、それでも価値がある存在」だと、自分に優しく言い聞かせてあげてください。
あなたの心に、あなた自身が寄り添い、『ありのままの自分』を受け容れる勇気を持ってください。

自分の弱さを認める方法

あなたが、『ありのままの自分』を受け容れる為に、まず必要なことは、「私は弱い自分も愛している」と思うこと。
先程もお伝えしましたが、あなたが感じている痛みや心の傷は、決してあなたを否定するものではありません。
だからこそ、その感情に気付き、認めることから始めてみましょう。

そして、『完璧でなければならない』という思い込みを少しずつ手放し、「今の私はこれでいいのだ」と自分に優しく伝える。
自己否定を止め、少しずつ本当のあなたを受け容れる行動を続けることが、心の平穏に繋がります。

1.自分の感情に気付き、丁寧に認める

「私は、今日、寂しいと感じている」など、あなたの中に確かにある感情を認めます。
「夫が仕事が遅くて、不安だよね」「それは仕方ないんだよ」と、自分の心に語り掛けるだけでも落ち着きます。
モヤモヤの原因や不安の元を言語化する癖をつけていくと、自分の感情に気付きやすくなります。

2.今の自分を少しずつ受け容れる

次に、「弱い私も私」と自分に伝えてあげるとともに、「私は完璧じゃなくてもいい」「弱さも私の一部」と受け容れます。
「今日、私はここまで頑張ったよ」「少し休もうね」と声に出したり、心の中で静かに語りかけることも有効です。
この自分を肯定するという積み重ねが、「今の自分は十分価値がある」と思えるようになり、自己否定を少しずつ手放すキッカケになります。

3.今の自分に出来ることをする

最後に、「今のままでOK」と自分に伝え、完璧を求める思い込みを少しずつ手放します。
例えば、「今はここまでが自分が出来ることなんだ」「少し休めば、また元気になれるよ」と自分に伝えてあげます。
この行動を続けることで、あなたは『自分を責める癖』を減らし、自分の本当の姿を受け容れられるようになります。

【実体験】サレラリ期を脱することが出来た時期

～2023年6月ブログより

あなたは、サレラリ期というものを、経験していますか？

サレラリ期..
不倫が自分の身の上に起こる前まで、知るはずもなかった言葉。

ーサレラリの意味ー
・不倫や浮気をされた人が、あまりに大きなダメージを受けてラリってしまうこと。
つまり、正常な判断ができないくらい落ち込んで、いつもの自分を見失う状態のこと。
・浮気されて単に怒ったり泣いたりするような状況とは違い、さらに深い闇に陥ってしまう状態のこと。

不倫を機に弱い自分が露呈した

私は聖を大好きだったけれど、自分は強いと思っていたから、深い闇に入るだなんて思ってもいませんでした。

何があっても、立ち直ってきた。
何があっても、家族を守ってきた。
だから、今度も大丈夫。
不倫なんて、よくあること。

そう言い聞かせてきた。
けれど、発覚後、毎日聖から聞かされる言葉に傷ついた私は、自分は夏よりも劣っていると思い始めました。

ひた隠しにしてきたけれど、私は弱い人間でした。
他者に依存し、求める自分が大嫌いでした。

自分に自信がなかった人生..
それを変えてくれた聖が、私を裏切ったのです。
闇に落ちないはずがない。

迫りくる自殺願望。
消えていく表情。
毎日が地獄でした。

もう一度愛したい..

私が、そう感じたのは、聖を愛しているから。
聖と共に、人生を歩んでいきたいから。
けれど、私が愛した聖が私の心を殺した。
その事実が私を苦しめました。

それでも変わりたい。
聖と、もう一度恋がしたい。
今の聖を愛したい。
そう強く願ったのです。

そのためには、思い出を捨てる必要があった。
だって過去の聖は、過去の私を殺した時に、死んでしまったのだから。

スマホのデータに入っている、10年間の思い出。
それらを一緒に見ながら、聖の好きだった所を一つずつ丁寧に伝えました。

私たちは不倫があった夫婦だと認める

サレラリ期に陥ってしまっても、それも自分なんです。
そして、そうしてしまったのは、不倫をしてしまった夫。

それなら、弱い自分を認める。
愛していた夫は、不倫をしてしまうような弱い男だったと認める。

それらを認めることなく、前に進むのは難しいと思います。
強がった自分のまま、不倫なんてしなかった夫を愛し続けるのは無理だと思います。

自分をもっと苦しめてしまう前に。
取り返しがつかなくなる前に。
夫婦のあり方を、もう一度考えてみませんか？

まとめ：弱い自分を好きになろう！

いかがでしたでしょうか？
私はよく、ご相談者様に「詩織さんは強いですね」と言われます。
その度に、「とても弱いし、一人では生きていけないっていつも思っていますよ。」とお答えします。

人はどんな人でも、一人では生きていけないんです。
だから、助け合うし、優しくしたいと思うんです。

もし、あなたが、「私は強いはず」と思っているのなら、まずは、その気持ちを疑ってみませんか？

✔どうして、強くありたいんですか？
✔強くいることで、どんな良いことがありますか？
✔弱くなると、何か悪いことが起きますか？

そんな問いかけの中で、少しでもあなたの中に『弱い自分』を否定したい気持ちがあるのであれば、その気持ちを受け止めてみましょう。
弱い自分を否定したくなるということは、それだけ強くあらねばと思ってきた証拠。
それだけあなたが頑張ってきた証拠。

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。