【消えない事実】共に努力することの重要性

夫への否定が止められないあなたへ

「そんなこと、普通に考えたら分かるでしょ！」
「だから、不倫なんてするんだよ！」

そんな風な言葉を、夫に投げかけていませんか？

夫の思考の中で自分とは明らかに違う考えがあると、不倫に繋がる恐怖から否定したくなりますよね。

実は、過去の私も、聖が私と違う考えをもつことに対して、その思考自体を正そうとした時もありました。

本当は、
夫の思考を肯定したい、と思っているのにできない。
互いに尊重できるような信頼関係を築きたい、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「夫への否定が止められない」という悩みに対して、【対立を辞めて信頼を築く】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『夫のブログから考える機会』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

対立を辞めて信頼を築く

不倫の傷は時間薬が癒す..
そんなこと誰が言ったのでしょう。
長い時間をかけて積み重ねた信頼関係を壊された心の傷は、そう簡単に消えるものではありません。
だから、あなたが夫に対して否定してしまうのも、自然な感情。

ですが、今日あなたに伝えたいのは、『夫を否定してしまうこと』を減らす方法。
夫婦で対立しあうのではなく、信頼関係を築いていくという方法。

夫を肯定するための準備

何かのきっかけで、心の奥底から湧き上がる怒りと恨みの感情。
「やり直したい」「愛したい」「信じたい」
そう思っているはずなのに、「受け容れられない..」と苦しむ。

昨日のブログでもお伝えしましたが、その傷は無理に耐えていても何も変わらない。
あなたの中にある、価値観・信念に気付き、その書き換えをしていく必要があるんです。
あなた自身が最も必要とする癒しや愛情は、その先にあるんです。

あなたを傷つけた張本人を赦すということは、それなりの苦しみを要するもの。
けれど、それは、あなたを否定するという行為ではありません。

『私の傷はここに確かにある』と認めた上で、『それでも私は夫を愛している』と受け容れる。
そして、『だから、不倫シタ過去は赦さないけれど、夫の存在は愛し続ける』と決意すること。
それが、夫を肯定するということに繋がるんです。

夫婦二人で行う再構築方法

では、具体的にはどうするのか？
不倫シタ夫は、反省の意を示し、行動し続ける。
不倫サレた妻は、過去の傷や事実を受け止め、今の自分と向き合う。
それを、同時進行で行っていくことが、夫婦再構築の大前提。

なので、互いに傷つけ合うようなこと..感情的なぶつかり合いは、夫婦再構築には繋がりにくいんです。
今日は、不倫シタ夫がどうであれ、まずは、あなたの傷を癒やすための方法をお伝えします。

1.過去の傷や事実を受け詰める。

「私の夫は、他所の女性と関係を持った」
「私の夫は、家族を欺いた」
その事実をしっかりと受け止め、「その結果、私は傷つき、今涙を流している」と客観的に捉えます。

2.今の自分と向き合い、自己肯定感を高める

「それでも私は、家事も育児も仕事も頑張っている」
「それでも私は、夫を愛したいと思っている」
今できていることや今の感情を声に出すことで、今の自分を受容することが出来ます。
そうすることで、自己肯定感が徐々に高まります。

3.相手の努力や思いに寄り添う

「夫は今、私だけを見てくれている」
「夫は今、昔のように嘘をつかない」
どんなに小さなことでも、過去の夫とは違う部分を認めます。
そして、可能であれば、そのことに感謝を伝えます。

この3つを順に行うことで、夫婦共に前向きに夫婦再構築を行うことが出来ますよ。

【実体験】夫のブログから考える機会

～2023年7月ブログより

聖は、再構築後から、ブログを不定期発信しています。
https://ameblo.jp/ugokukawayu/entry-12811175298.html

聖は、私のブログは全て目を通していますし、私も、聖のブログは全て目を通しています。

夫を客観的に見る

私から見た聖は、自分の意見・思考はしっかりしています。
それを否定されることを、何より嫌います。

そして、根拠やエビデンスがないことを嫌います。
頭の回転が早い為、私の想像が及ばずにイライラさせることが結構あります。

今の聖の再構築への思いは、【夫婦共に努力する】ことで、再構築は可能になる。
大まかに言うと、このような感じです。
再構築し始めの私なら、きっと納得いきませんでした。

「私はサレた側なのに、どうして努力するの？」
「私が我慢するのは、おかしい！」

そう思って、詰め寄っていたと思います。

少なくとも、発覚当初の私だったら、
「それを理解できないなら、聖はまだ再構築する気ないんだよ。」
「結局は、自分ばっかりなんだよ。」
って突き放したと思う。

夫婦再構築の真髄

発覚当初、私は思いました。
「口ばかりで、行動がない。」
「結局自分の意見ばかり、押し通す。」
「私のことを、理解してくれない。」
沢山傷ついたし、ぶつけた。

けれど、今は違う。
聖には聖の考えがあるから、それは、聖の自由なんです。
聖なりに、沢山、後悔して考えた。
そして、行動してきた。

その結果の、私達夫婦の幸せがある。
不倫した事実は、消せません。
すぐには認めなかった過去も、その行動で私を傷つけたことも。
自分では、不倫を辞めなかったことも。
謝っては逆ギレした日々も。
全部事実で消せません。

私は、誰を否定するつもりもない。
どの考え方も、否定するつもりはない。
私達夫婦は、2人でぶつかって、2人で傷つけあって、2人で考えて、2人で悩んで..

そして、今がある。

私達にとっては、それが全て。
聖には聖の考えがあり、私には私の考えがある。
すり合わせが必要なぐらいのズレがあるなら修正するけど、そうじゃないのなら、相手の考えを尊重します。

まとめ：夫婦再構築にゴールはない

いかがでしたでしょうか？

不倫という事件が起きた夫婦は、1年やそこらじゃ夫婦再構築は完成しない。
互いがいなくなるまで続き、ゴールは命が分かつとき。
じゃあ、ずっと苦しむのか、と言われると、それも違う。

自分の考えを守る。
夫の考えも守る。

否定せずに、受け止める。
嫌なことは受け容れる必要はなくて、ただ「そうなんだね」と受け止めるだけでいい。
その絶妙な距離感を保つことが、心の平穏に繋がるのだと思います。

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。