【無条件の愛と不倫】 完璧じゃない私も愛して！

頑張ることに疲れたあなたへ

「こんなに頑張ってきたのに、不倫サレた..」
「それならもう頑張っても、意味ない..」

そんな風な気持ちに悩まされていませんか？

今までずっと頑張り続けた人生だと、夫の不倫を機に折れてしまいそうになりますよね。

実は、過去の私も、頑張り続けた自分の人生に対して、無駄だったと心が折れそうになった時期もありました。

本当は、
自分の人生を後悔したくない、と思っているのにできない。
適度に息を抜ける自分になりたい、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「頑張ることに疲れた」という悩みに対して、【愛されたいと思うほど叶わない夢】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『本当の愛を知らぬまま育った幼少期』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

愛されたいと思うほど叶わない夢

どんな自分でも愛してほしい..愛されたい..
そう思うのは、人として自然な感情です。
人の根本的な欲求であり、親密な関係を築くために必要なモノでもある。

不倫に関わる人が考える理想の愛情とは、【条件がなく、無償のもの】。
ですが、それが手に入った経験の少なさから、その愛を求めるが故に必死に頑張ってしまう。
本来頑張る必要のない場面であっても、頑張ることで、認められ..受け容れられ..愛されるのだという信念が変わらない。

ですが、本来、必要な愛情は【どんな自分であっても、自分自身が受け容れる為の愛情】であり、正に自己受容です。
過去の出来事に縛られず、未来に目を向けて、自分を大切にすることで見える、自分を愛することの意味。

無償の愛を他人に託すのではなく、自分が自分を愛するということ。
それが出来て、初めて、他者のことも無条件に愛することが出来るんです。

無条件の愛を求めて

先程もお話ししたように、無条件の愛を求めることは、誰もが生まれながらに持つ自然な欲求。
ということは、それを満たしてくれるのは、パートナーではなく両親なんです。
しかし、養育環境の中で条件付きの愛情で育てられる経験をすると、それを大人になって他者に求めるようになる。

それも自覚なく、当たり前かのように..

幼少期の頃から..親に認められようと必死。
期待に応えようと..良い子でいようと..自分を偽る。
そんなことを当たり前にしてくると、【愛は良い子でいることでもらえるもの】と思わざるを得なくなる。

自己理解と成長のプロセス

もう一度、言います。
無条件の愛を求めるのなら、まずは自分を愛することが大切。
他人からの愛を求めると、自分を犠牲にしてしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも自己理解を深め、「自分は今後、どのように生きていきたいのか」を振り返ってみて下さいね。

1. 自己認識の深化

自己理解の始まりは、自分自身を知ることです。
自分の感情、考え方、価値観、強みや弱みを認識することが必要。
日記をつける、内省する、自分の感情を整理する時間を持つことで、内面的な声を聞くことができます。

2. 欲求と目標の明確化

自己理解が深くなると、自分が本当に何を求め、どのように成長したいのかが明確になります。
自分の欲求や目標を理解することで、それに向かって計画を立てることができるようになるんです。
自分の成長に必要なスキルや知識を認識し、自分が本当にやりたいことを選択することで、目指す方向性が明確になり、モチベーションが高まります。

3. 反省と学びの実践

自己理解と成長は、継続的に行っていく必要があるモノ。
日々の経験や対人関係を通じて学び、自己内省を続ける。

失敗や成功の経験を振り返ることで、自分の行動や思考パターンを見直し、どのように改善することができるかを考えることができます。
この反省を通じて、新たな視点を得たり、自分より良くするための具体的な行動を導き出すことが可能になります。
また、学びを実践に活かすことで、より充実した人生を送ることができるようになりますよ。

【実体験】本当の愛を知らぬまま育った幼少期

～2023年7月ブログより

あなたは、愛されたいと思う気持ちは強いですか？
私は、愛されたかったです。
どんな私でも、良い子でも悪い子でも。

それはきっと、幼少期が関係してるのだと後々に分かりましたが、それはまた後日。

良い子でいれば愛される！？

サレ妻の皆さんは、良い妻・良い母の方が多いのかなと思います。

義両親の介護をしている。
障害のあるお子さんを見ている。
仕事も家事もワンオペ。

それでも、何も文句も言わない。
忙しく動いている隣で、夫が寝ていても、ゲームやスマホいじりをしていても。
飲み会朝帰りでも、休日ゴルフ三昧でも。
何にも言わないんです。

私も、ずっとそうでした。
何も言わずに過ごしていれば、仲良く過ごせるから..
聞き分けが良ければ、愛されるから..

本当に欲しい言葉は..？

不倫サレた後は、その根底すら覆される。
“私は、こんなに頑張ってきたのに！”
“私は、こんなに尽くしてきたのに！”
そんな気持ちで溢れる。

フラッシュバックが起きる度に、愛して欲しくて、受け止めて欲しくて、聖の心と身体を求めた。
今までの完璧な私じゃなくても..面倒な私でも..ただ愛して欲しくて。
自分のことを後回しで、家庭を守り続ける私じゃなくても..ただ受け止めてほしくて。

その度に、私の気持ちに応えることが出来ない聖は、謝罪をする。

そんな言葉が、欲しいんじゃないのに。
ただ、愛して欲しいだけなのに..
受け止めて欲しいだけなのに..

そう思う感情は、極自然な感情だと思います。
不倫されたことを考えると、当然なんだと思う。
けれど、不倫がない時から愛に飢えていた私は、一体何が足りなかったんだろう..？

夫の父としての顔から気付いたこと

先日、花が小さな嘘をつきました。
軽度ADHD傾向の花。
衝動的に行動に起こすことも、しばしばあります。

その花に対して、聖が言いました。
「花が、言いたいことがあるなら、ちゃんと言ってごらん？」
「最後まで聞くから。」
「目の前にいるのは、花の敵じゃない。」
「大丈夫だから、自分の気持ち話してごらん。」

“なんて優しい言葉なんだろう”
と思いました。

私は人生において、こんな風に無条件に受け止めてもらえたことは一度もなかった。
頑張って、頑張って。
ずっといい子を演じてきた。

“過去の自分も、こうして聖に受け止めてもらいたかったんだな。”って思ったんです。

けれど、無条件の愛情は、結婚後にパートナーにもらうものではないはずなんです。
幼少期に両親からもらうもの。
そもそも、それを聖に求めること自体が、お門違いなんだと今ならわかる。

まとめ：頑張りすぎていた自分を手放す

いかがでしたでしょうか？
もしあなたが、今まで家族を守るために、必死に頑張ってきたのなら、一旦その荷を下ろしませんか？

誰かのことに頑張れることは、とても素晴らしいことですが、行き過ぎた頑張りは、【自分らしさ】を見失ってしまいます。
理想の未来も見えなくなり、自分は何のために頑張り、生きているのかも分からなくなってしまうんです。

まずは、自己愛を育むこと。

どんな私でも価値がある。
どんな私でも愛されるべき存在。
どんな私でも挑戦できる。

そんな風に思える経験を積み重ね、あなた自身の自己肯定感を高めましょう。
そうするだけでも、今の苦しみから脱することが出来ますよ。

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。