【不倫は脳内麻薬】表面的な言葉と本当の愛

二人の恋愛していた世界が忘れられないあなたへ

「どうしてあなたが、こんなこと..」
「信じてたのに。このLINEの中のあなたは一体誰なの？」

そんな風な気持ちに悩まされていませんか？

夫と不倫相手のLINEを直接見てしまうと、二人は恋愛をしていたのだ、と思いたくなりますよね。

実は、過去の私も不倫した二人の世界を見て、絶望に駆られていた時期もありました。

本当は、
不倫なんてなかったことにしたい、と思っているのにできない。
自分の見た世界は嘘だと思いたい、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「二人の恋愛していた世界が忘れられない」という悩みに対して【不倫脳を読み解け！】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『地獄のような不倫発覚からの再生』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

不倫脳を読み解け！

私は、2年近くの間、毎日ブログなどで『不倫は脳内麻薬であり、恋愛関係ではない』というお話をしてきました。
そして、自分自身の身に起きた経験を元に、『不倫は一種の依存症である』とも、お話してきました。
これは、様々な視点から見て根拠に基づいてお伝えしていますが、主な根拠は以下のものになります。

✔不倫中の高揚感：脳内の快楽ホルモンの過剰分泌
✔不倫相手に対する恋愛感情：ドーパミンが感じさせる【やりがい】【幸福感】【快楽】
✔不倫の継続：【安心】や【つながり】ではなく【刺激】や【興奮】を求めてしまうことで、麻薬摂取時と同じようなことが起きる
✔不倫への執着：ドーパミンを求め続けることで【一時的な快楽】に夢中になる
✔不倫禍中の感情の起伏：依存症状態は、心のバランスが崩れ、自己肯定感が下がるため、自己嫌悪感が強まる

このような結論に至り納得できたからこそ、私は、夫の不倫による心の傷を乗り越えることが出来たのです。
今日は、上記のお話を少しだけ深掘りしていきますね。

心と身体が求める現実逃避

不倫に走る瞬間、不倫する人の脳と身体は、一時的に陶酔感に包まれることがあります。
この陶酔感は、脳内の 【報酬系】が深く関わっているんです。

私たちの脳には、【ドーパミン】と呼ばれる神経伝達物質があります。
これは『やりがい』『快感』『動機付け』に関わるホルモンであり、本来何かを始めた時や楽しい刺激に対して放出されるもの。
その瞬時に感じる高揚感を得る為に、脳は「またあの悦びと興奮を感じたい」と求め続けるようになります。

不倫中には、このドーパミンの過剰分泌が起こり、『心の余裕』や『安心感』を得ることで、依存症の始まりとなります。
期間が長ければ長い程、『快楽を熱望』するようになり、心の中の闇を隠す為に、さらなる刺激や新たな充足を求めて同じ行動を繰り返すようになる。

けれど、過剰な快楽を求める脳内とは裏腹に、「でも逃げたい」「心の平安を取り戻したい」とも感じているのです。
その結果、理性と依存の狭間で苦しみ続けることになります。

表面的な言葉と本当の感情の差

あなたは、不倫の1シーンを思い浮かべた時、どのような情景が思い浮かびますか？
あなたと恋愛していた時のような、オープンな恋愛なのでしょうか？
きっと、周囲に嘘をつき騙し、隠れた関係を想像されると思います。
例え、甘い言葉や行為があったとしても、それらは本当に『愛』からくるものなのでしょうか？

そもそも、先ほどお話しした通り、不倫の快楽は脳の【快楽中枢】の産物。
ドーパミンが分泌された瞬間に、誰かと密なスキンシップや言葉を交わすと、脳は「この感覚は特別だ」と誤認し、よりドーパミンを分泌します。
快楽の幻影を見ることとなり、「この気持ちがずっと続けばいいのに..」という錯覚を起こしてしまうのです。

けれど、この一時的な状態は、心の奥にある『真の愛情』とは大きく異なります。
真の愛情は、心の繋がりがあり、安心感や信頼関係の中で相手の幸せを願いながら支え合うもの。
このような深い愛は、安心感や信頼関係を土台に、時間をかけて努力をして積み重ねるもの。
つまり、不倫自体が『脳の快楽作用』に過ぎず、本当に『相手を愛している状態』とは違うのです。

【実体験】地獄のような不倫発覚からの再生

あなたは、夫と不倫相手とのメールのやり取りやLINEの数々、トラウマになりませんでしたか？
私はLINEのやりとりを、最初から全て見た訳ではないので、どの程度のやりとりをしていたのか知りません。
不倫発覚した日は夜中の2時過ぎでしたし、普段から聖の携帯を盗み見ることはあんまりなかったので。

その日は、携帯の画面が光り、LINEが来ており、聖は寝落ちする直前まで不倫相手とLINEしていました。
その時の不倫相手のLINEは、覚えていません。
女の勘が働き、普段は見ないLINEを見てしまいました。

発覚した日

2021.9.22.夜中
19日は家族と過ごしているので特にやりとりはなく、20・21日はLINE通話をしたようでした。
※この通話の内容は、「夢のようだった」みたいなお花畑満載の通話だったらしいですが、聖も記憶にないそうです。

そして2人でホテルに行った18日..

こんな感じでした。
LINEは時系列で読むことになるので、「良かった〜」だけじゃ、わからなかった。

一気に地獄に突き落とされた真夜中

読み進める内に察して、心臓が握り潰される感覚。
動悸とめまいが一緒に訪れ、一気に汗をかく。

よく不倫LINEを見つけた方が、証拠にとそれをスクショしたという話を聞きますが、それすらできなかった。
それどころかショックで、いつから始まったものなのか、どんなやりとりをしていたのか、ほとんど記憶にありません。
ただ一つ言えるのは、私がかけられたことがある言葉は何一つなかったこと。

ざっと覚えているのだけでもこんなにある。
毎日毎日、携帯を握りしめていたから、きっともっと沢山あったんだろう。
不倫自体はオンラインゲームから始まったので、ゲームの内容もあっただろうから、中身のない会話が多いんだと思う。

それでも、上記の愛情表現が
羨ましくて..
妬ましくて..
悔しかった。

不倫脳の夫が言うこと

発覚した後の聖は、不倫相手との関係を振り返り
「あの子がいたから、家族の大切さがわかった」
「あの子のことは、本当に好きだった。」
「お互い似ていて、居心地よかった。」
そのようなことを言っていた。

私が何よりも傷ついたのは、私にそれらの言葉をかけてくれたことが、一度もなかったこと。

仕事して、家事して、子育てして..
夫を支えて、体調にも気を配って..
夫の家族のことも気を配って..
私がしてきたことは、一体何だったのか。

どうでも良くなったし、生きることすら面倒になった。

けれど、なんとも思っていない今ですら、内容を思い出せる私に比べて、聖は何にも覚えていないんです。
相手の名前も、LINE内容も。
だって、覚醒剤をしている時の記憶はほとんどないのと一緒。

不倫は脳内麻薬

そんな一時の病気に、まっとうに生きてきた私たちサレ側が、一々落ち込む必要なんてないんです。
欲を満たすためだけの表面的な言葉を、かけ続けた聖。
日常から逃げたくて、甘い言葉の数々に、いい気になる夏。

そんなんに振り回される必要なんて、全然ない。
もう人生の無駄とも言えるぐらい、もったいない時間だと思います。

私が気にしなくなったのは、聖が真実を教えてくれて一生懸命改善してくれているから。
何より私が、何度も傷付く言葉を吐かれても、聖を愛している自分を疑わなかったから。

今の聖は、上辺だけの言葉なんて言いません。
私のことを労ってくれるし、家事も手伝ってくれます。
トラウマはないと思っているけど、きっと聖がトラウマになるようなことをしなくなったんだと思います。

だから、私は過去の自分を頑張ったねって、いつも感謝します。
今この瞬間を、自分の気持ちに素直に生きればきっと、どんな結果でも後悔はしない。

まとめ：一時的な快楽なんかに負けないで

いかがでしたでしょうか？

実は、不倫に走る人の多くは、自己肯定感が低く、不安や孤独を抱えているという深い背景があります。
この状態では、【一時的な快楽】に依存しやすくなり、不倫自体が【安心できる関係性】であり【自己価値を回復させるもの】と勘違いしやすくなります。
結果として、不倫者の脳は、「この快感を得ることで、自己評価や安心感が一時的に満たされる」と錯覚するのです。

これらの科学的証拠と心理的背景が示すのは、「不倫は一時的な快楽と錯覚に過ぎない」という現実。
もし、あなたが、本当の愛を育みたいと思われるのなら、【快楽の幻影】に惑わされず、自分の心と向き合うことが大切です。
例え、不倫禍中の二人の会話が、甘い言葉ばかりだったとしても、惑わされないでください。
その幻影に惑わされ、感情の闇にのまれてしまうと、あなた自身も不倫の闇にのまれ、愛を育むことが難しくなってしまいます。

どうか..

長い時間をかけて、相手と本音で感情を交わすこと..自己肯定感や安心感を育むことを諦めないでください。

目の前の言葉だけではなく、行動や心の繋がりを大切にしてください。

表面的な言葉や甘さに左右されず、行動や態度に含まれた本音を見抜く力を養ってください。

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。