【自己肯定感の育成】不倫の原因と背景を知るために

自己否定をやめられないあなたへ

「結局、私は、不倫相手に何が負けていたの？」
「私だったから、不倫なんてされてしまったの？」

そんな風な気持ちに悩まされていませんか？

一度自己否定をしてしまうと、歯止めがきかずに、永遠に自分を否定したくなりますよね。

実は、過去の私も、不倫サレた自分という存在に対して、悪い所を見つけては否定をし続ける日々もありました。

本当は、
これ以上自分を責めたくない、と思っているのにできない。
もっと自分を好きになりたい、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「自己否定をやめられない」という悩みに対して、【自分に向けた刃を手放す方法】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『自己否定が癖になっていた私たち夫婦』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

自分に向けた刃を手放す方法

「どうして、私ばかりこんなに傷つくの？」
「どうして、何度も同じことを繰り返すの？」
そんな風に感じ、その刃を自分自身に向けていませんか？

その現象は、あなたの中に潜在的に隠れている、【根本的な原因】が関係しています。
だからこそ、「自分にはどうしようもできない」と感じ、自己肯定感が低下してしまう。
でもどうにかしたいと思うからこそ、その出来ない理由を自分の中から探し出し、「自分なんて..」と自己否定してしまう。

もし、あなたがそんな風な毎日を過ごしているのなら、その【根本的な原因】を知ることで、少しずつ心の重荷を手放すことが出来るんです。
だからまずは、「何故、自分は同じことを繰り返してしまうのか？」を理解してみませんか？

自己否定の根本原因とは？

「私には価値がない」「誰も私の気持ちを受け容れてくれない」と思い悩んだ日々。
それは、自分の心の深い傷と向き合うための大切なサイン。

その原因は、あなたの心の中にある『自己否定癖』や『絶対的不安』にあります。
子どもの頃や過去の経験から、「自分には価値がない」「愛される資格がない」と思い込むことで、それが『自分を守るための行動』や『安心感への依存』にすり替わった。

あなたが、「愛されたい」「認められたい」と願う気持ちは、人として自然なこと。
だけど、その気持ちが自己否定のループに巻き込まれる原因になってしまうことも少なくないんです。

あなたが本当に欲しいのは、なんなのでしょうか？

「誰かに認められること」「愛されること」だけではなく、「感情を自由に表現すること」や「思考の自由」といった、自分自身の受容であることもあるんです。
あなたが、その根本的な原因に気付き、正直に向き合うことが出来れば、あなたの未来を大きく変えることが出来ます。

自己否定を自己肯定に変える

あなたの中にある痛みや葛藤も、全ては気付きと寄り添いから始まります。
自分自身の感情に思いを馳せ、自分を見つめ直す時間を持つだけでも、少しずつ癒されるのを感じることが出来ます。
今日は、そんな方法をお伝えします。

1.自分の過去や経験に目を向けて背景を振り返る

まず、今の自分を形成してきた過去を振り返ります。
どのような出来事があり、どのような経験をし、どのように感じたのか。
その背景にある思考や感情をじっくりと振り返ります。
そして、「自分がどんなことで傷つき、何に不安を感じていたのか」「どんな焦りや我慢を重ねてきたのか」を丁寧に思い出します。

例えば、「お母さんに何も言えなかった」「学校で良い子にしていたけど、本当は反抗したかった」「私の頑張りを認めてほしかった」など。
その過去の我慢が今の不安の根本的な原因だったと気付けたら、「もう大丈夫。我慢しなくていい。」と今の自分に許可を出しましょう。

2.自分の気持ちに正直になり、その原因を理解する

次に、今の自分は何を好み、何を感じているのかに目を向けます。
どんなに醜い感情であっても、ありのまま受け容れ、その原因や背景を深く理解します。
そして、「私には価値がある」と声に出し、その感情を感じている自分ですらも寄り添ってください。
この行動が、自分を愛する土台となります。

例えば、「私は寂しいし、不安だと思っている。でも、それは相手に伝えているのかな？」
「どうして伝えずに我慢しているのかな？」などと、自分の気持ちを否定せずに、『どうすれば、自分の感情を表現できるのか』を考えます。

3.自己肯定感を育む行動を継続する

最後に、その行動を継続します。
毎日、「今日の自分は何を感じたの？」「どの感情に素直に行動出来たの？」と自分に優しく語り掛けて下さい。
もし、行動出来なかったとしても、それはそれで受け止めて大丈夫。

例えば、「今日は疲れていたけれど、夕食ちゃんと作った。」と感じたのであれば、「家族の為に頑張った自分、本当にありがとう。」と伝えましょう。
そして、「次の休みの日は、自分の為に過ごそうね。」と自分との小さな約束をしてみましょう。

【実体験】自己否定が癖になっていた私たち夫婦

～2023年7月ブログより

あなたは、再構築を始めた時、不倫をサレた自分が悪いと思いませんでしたか？

不倫サレた後、サレラリ中。
自分が悪かったんだ。
自分にも直す所はあったんだ。
そう思いませんでしたか？

とにかく自分を肯定したかった

私は思いました。
聖に、何度も聞いたセリフ。

「私の何が好きなの？」
「私の魅力は何？」

これらは、その言葉の裏に、いろんな意味がありました。

「私の何が悪かったの？」
「私が魅力的じゃないから？」

「全部教えてよ。全部直すから。
好きになってもらえる様に、頑張るから。」

それらの言葉が本心。
聖の罪悪感を、あおっている訳じゃない。
聖の行為を、改めて責めているんじゃない。

自己否定する癖に相手は関係ない

私の場合は、夏は私よりも年上でした。
私よりも、幸薄でした。
私よりも、ガリガリでした。
でも、聖が選んだんです。

その事実が、私を地獄に落とした。
明らかに自分よりも魅力のない相手なのに、聖はその人を選んだ。
家族を欺いてまで。

聖にそこまでのことをさせてしまうのは、私が悪いんだ。
そう思っていました。
じゃあ、もし夏がもっといい女だったら？

私よりも年下で、私よりもキラキラ女子で、私よりもスタイルが良くて..
そんな女性が不倫相手だったら私はどう考えていたの？
きっと、こう考えた。

明らかに自分よりも、魅力的な女性だ。
私なんかよりも、きっと素敵な女性なんだ。

どっちにしても自分を責めてしまう。
結局、不倫相手がどんな人でも関係ないんです。

自分は自分。
不倫相手は不倫相手。
夫は夫。

みんな、それぞれの考えがあるし、それぞれの行動をする。

まずは自分を肯定しよう

私が、太っていたから？
私が、化粧をしていなかったから？
私が、風呂上がりに裸で歩いていたから？
私が、イライラしてたから？
私が、頼らなかったから？

ぜ〜んぶ、違うっ！！

それらのどの条件を満たしていたとしても、間違いなく聖は不倫をしました。
当時の聖にとっては現実から逃げる術が、不倫だったってだけ。

自分で自分を肯定することが難しかったから、他者に肯定してもらいたかった..
ただそれだけ。
それは長年夫婦をしている私には、難しいこと。

だって、私だって自分の役割はこなしていた。
だから聖にも、家族として協力してもらいたい。
そう思うのは自然なこと。
そこを言い訳にするのは、シタ側の防衛反応や正当化であってサレた側には責任はない。

まとめ:夫婦の土台は未来の幸せをつくること

いかがでしたでしょうか？
あなたの中には、かつて自信と優しさが溢れていたはず。
でも、沢山傷付いて、孤独を感じて、「誰も分かってくれない」と感じ、自分の価値を低く見た。

「今、ここ」に集中し、自分を大切にしながら、あなたの本当の幸せと愛情を少しずつ育ててみませんか？

自分が出来ていることを、しっかり認めること。
夫が出来ていることを、しっかり認めること。
その上で、二人の負担を平等にすること。
二人の価値観を、すり合わせること。

再構築したいと思っているのに、お互いの欠点を責め合うなんて、もったいないです。
今からでも遅くない。
夫婦の土台を作って、前に進みませんか？

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。