【自己犠牲と夫婦関係】自己犠牲の癖を手放す

今を変えようという勇気が湧かないあなたへ

「どうしていつも、自分ばかり辛い目に合うの？」
「どうしていつも、私ばかり頑張らなきゃいけないの？」

そんな風な気持ちに悩まされていませんか？

いくら努力をしても変わらない今を過ごすと、全ての行動が無駄だと思いたくなりますよね。

実は、過去の私も、変わらない今に対して、全てを聖のせいにしていた時期もありました。

本当は、
もう自己犠牲を止めたい、と思っているのにできない。
自分を変えることを怖れたくない、と思っているのになれない。
それは、あなたが悪いわけではないんです。

この記事では、「変えようという勇気が湧かない」という悩みに対して、【自己犠牲の先にあるモノ】という話を心理学と脳科学的な観点から、解説していきます。

記事の後半では、
10年を超えるギャンブル依存症夫との共依存関係～半年間の不倫～さらに依存症スリップによる借金までされた私が、今現在の夫婦仲を獲得するまでに至った経緯と共に、

『変わりたいと思った発覚から1年半後』という実体験を含めてお話していきますので、最後まで、お読みいただけると嬉しいです。

自己犠牲の先にあるモノ

あなたは今、自己犠牲の癖が続き、心も夫婦関係も壊れていませんか？
今まで、夫の為に..家族の為にと我慢し過ぎてしまったことや、家事や子育てを一人で背負い続けてきたこと、思い当たりませんか？
自分の気持ちを押し殺してきたその思考の癖は、『完璧な妻』であり続けることが幸せだと信じていたから。

でも、その努力の向こうには、『あなた自身の心の傷』や『孤独感』が隠れていることに気付いていますか？
あなたが、「私の幸せは何だったのか？」と潜在的に感じていたとしても、その虚しさはいつも心の奥に押し込められていた。
そんな繰り返しの中で、「私は何のために頑張ってきたのか？」「何のために家族を支え、完璧な妻を演じてきたのか？」と思ってしまうことも増えているのかもしれません。

今日は、そんな自己犠牲の中にある本当の気持ちに気付くことの大切さについて、お話していきます。

我慢の上に幸せはない

私も長い間、自分を犠牲にし続けてきました。
「誰かの為に我慢をする」「誰かの為に頑張る」ということが当たり前だった私は、毎日「もっと頑張らないと..」「家族の為に役割を果たさなければ..」と自分を犠牲にして努力を続けてきました。
その結果、心も身体も疲弊し、聖の不倫をキッカケに、「自分はもう駄目だ」「私には価値がない」と自己否定の感情を抱くようになったのです。

ふとした拍子に涙が溢れ、「自分はこのままで本当にいいのか」「本当に幸せになれるのか」と自分自身に問いかけても、その答えは出ない。
その不安は増幅し続け、「私は今まで、何のために頑張ってきたのか」と絶望感が襲う。

それもそのはず。

我慢や努力は、確かに多くのことを達成させますが、本当の幸せには繋がりません。
本当の幸せとは、我慢や努力の上に成り立つものではなく、今の気持ちに素直になって初めて見つかるモノ。
そんな自分らしい幸せを取り戻す方法を具体的にお伝えしますね。

自分らしい幸せを取り戻そう

自分らしい幸せを取り戻すためには、自己犠牲の癖を手放すことが第一。
今の日常を振り返り、自分が無理をしていることはないか、自分の思いに反することをしてはいないか、そのような自問自答をしてみて下さい。

そして、「何故、無理をしていたのか？」「何故、自分に正直にできなかったのか？」を振り返り、その根底を探ります。
『自己犠牲の習慣』自体を見直し、本当の自分の気持ちに気付くことで、自分のペースで自分らしい生き方を探ることが出来ます。

今日から出来る方法を3つお伝えしますので、ぜひ、挑戦してみて下さいね。

1.毎日素直な気持ちを心がける

例えば、家にいる時。
「今日は疲れたから、ちょっとだけ休みたい」と伝えたり、「今は、休むということが私にとっては大切なんだ」と心の中でつぶやく。
そんな小さな自己表現を続けるだけでも、自分の願いに気付き、その声を尊重するという習慣が身につきます。

2.自分のペースで「やりたいこと」を優先してみる

次に、「今日はこれをやってみたいな」「少しだけ自分の為に時間を使いたいな」と決めて、行動に移してみます。
ほんの数分、好きなアロマを焚くことでもいい。
少しだけ散歩をしたり、ゆったりとした時間を作るだけでもいい。
些細なことでいいので、自分の玉の時間を作るだけでも、『自分がどのようなことで喜びを感じるのか』が分かるようになります。

3.自分を責めず、小さな成功を喜ぶ

最後に、自分の気持ちに素直になり、少しずつ行動した後に、都度、自分を褒めて下さい。
「今日は自分の気持ちに従えた」と声に出してみたり、「少しでも自分のペースで行動出来た」など、出来たことに目を向けます。
この継続が、あなた自身の自己肯定感を高め、次の挑戦に取り組むキッカケになります。

【実体験】変わりたいと思った発覚から1年半後

～2023年7月ブログより

あなたは、夫との結婚生活で、尽くしてきたという自覚はありますか？
サレ妻の方の多くは、優しくて自己犠牲が強い方が多いと思います。

変わらない選択をした私

私もそうでした。
不倫された時、一番最初に抱いた気持ちは、
「なんで、こんなに尽くしてきたのに！」

元々、誰かに対して異常なまでに尽くしてしまう傾向があった私。
結婚してからは特に、エスカレートしました。

日常の家事はもちろん、すべて私の仕事。
フルタイムで働く私にとっては、不平等極まりなかったけど。
それが妻の役割だと思っていたから。

それに加え、良妻を目指していたから..

飲み会で朝帰り。
悪酔いして無くし物。
ギャンブルに借金。

すべてを許してきた。

これでいいのかな？
本当に、これが夫婦なのかな？

そういう迷いは、心の中にずっとあったのに。
「きっと、いつかは幸せになれる。」
「きっと、いつかは報われる。」
と、不確かな未来を夢見て、同じような毎日を過ごしてきました。

変わらない方が楽だから。
忙しくても、悲しくても、朝起きて、働き続けて、あっという間に日々を過ごしても、変えようとする方が大変だから。
何よりも、そういった自分を正しいと思っていたし、そうすることが夫婦のあり方だと思い込んでいたから。

変わらない選択の先の未来

出産すれば、聖は変わる。
子供が2人になったら・・
子供達が成長したら・・
仕事が変わったら・・
マイホームを建てたら・・

全て、タラレバ。
聖は、いつか変わると信じて、私が変わることから逃げていた。
そうやって自己犠牲を繰り返して、得た未来が不倫でした。

そんな未来が、欲しかったの？
そんな結果の為に、頑張ったの？

「私の11年間を返して！！」
本気で、そう思いました。
「私がしてきたことは、なんだったの？」
聖を、責め続けました。

自分で、選んできたのに。
自分が、変わらなかったのに。

夫婦で変わって見えた世界

不倫されて再構築を決めた時、私は「変わりたい！」と思いました。
今の私を変えて、「未来の私を幸せにしたい！」と思いました。

自己犠牲は長年の癖だから、考え方自体変えるのは、とっても大変だったけれど、それでも変えたかった。

もう、二度と苦しい思いは、したくなかった。
もう、二度と変わらない自分を、責めたくなかった。

いつも「どうして自分ばっかり..」って思っていました。
仕事も家事も育児も。
ソファーに寝転がる聖を、憎たらしいと思う気持ちもありました。

けれど、言わなかった。
言えなかった。

不倫が発覚した時、聖は、「ただ生活するだけが楽で、甘えてた。」と言っていました。
そうさせていたのは、紛れもなく自分なんです。
再構築するにあたって、自分の気持ちも我慢しませんでした。
自分の人生を大切にしたいと、心から願いました。

聖は、進んで家事を、手伝ってくれています。
家事も育児も、積極的に関わってくれます。

聖は、変わりました。
私も、変わりました。

夫婦は、自己犠牲の上に、成り立つものではない。
夫婦に必要なものは、思いやりと積極性。

あなたも苦しい人生から抜け出しませんか？

まとめ：変わらないを嘆くより変わる勇気を

いかがでしたでしょうか？
長い間、全てを完璧にしようと、努力をし続けてきたかもしれません。
家庭や仕事、育児に追われて、「私の時間も幸せも感情でさえも二の次で良い」だなんて思い込み、自分の本音を押し殺す。

そんな生き方、今日から変えていきませんか？

あなた自身の心の声に真剣に耳を傾けて、「今日はこれをやろう」「少しだけ自分の為に時間を使おう」といった、自分に優しい習慣を少しでもいいから取り入れてみませんか？
あなたの未来はいつだって、あなたの勇気と行動次第。

夫婦再構築は、あなたが生きやすくなるスタートラインに過ぎません。
もっとあなた自身が楽に生きられるよう、サポートいたします。